BLOG1377

身につけたいこと、考えたいことをまとめるためにブログを活用することにしました。

ハクソー・リッジを観た余波で考えたことを残しておく。

と、いうことで、各テーマについて書き残しておきたい。

表現って側面から見て、「映画なのにちゃんと描いてない」っていう批判に思うこと。

沖縄戦を描いた映画なのに、沖縄戦最大の特徴であり悲劇でもある沖縄住民の死に全く触れられていない!

とか、

あんな(ハクソー・リッジを米軍が登っていく)網なんか切っちゃえばいいじゃん日本兵w

とか、

なんかそういう感じの、ツイートをタグ巡ってて見かけました。

それについてのツイートがこれなんですが。

沖縄戦について描いている映画じゃないんですよ。

これに尽きる。

沖縄戦の最中、浦添市の前田高地での戦いに参加した米陸軍所属の衛生兵デズモンド・ドスという人の実話をもとに、メルギブソンが伝えたいことを表現した映画作品」なんですよ。

少なくとも私はそう受け止めたし、ブログを書いてる人やツイートしている人たちの中にも同じように受け止めたと思われる人が何人もいました。 この解釈が正しいとして。 「沖縄戦の映画なのに!」って怒ってる人たちのツイートや新聞記事を見て、バイアスかかった状態で観ちゃうと全然受け取れないのかもしれないな、と思いました。

あと、何事についても必ず一定数いるんだけど、全部自分の政治思想で解釈して自分の意見を主張する人たちのことがあまり好きではありません。 自分の感じたことを解釈して出した結論じゃなくて、自分が持ってる言論に合わせて解釈していくんだもの。 作品をどう受け取るかは受け手の自由なので、そういう人たちがそういう風に受け止めたんだなということそのものは「そっかぁ」で終わるけど。 もしもとても親しい人がそういう見方をしていて「あなたはどう思う?」と聞いてきたら、さっき上げたブログを読んでもらった上で、「自分の言論に合わせて解釈するのはもったいないな、という視点を持っています」と言いたいです。

別の見方を伝えて、賛同するかどうかはともかく「なるほど」と一度受け止めてくる人が好きです。だからなんだw

沖縄が舞台なのに沖縄って書いてないっていう批判に思うこと。

これも上で書いたことに派生するけど、配給元は沖縄の人に配慮した、と回答してますね。 配慮したんじゃないかなと思うんですよ。だって沖縄戦や沖縄のことには触れてないもん。 沖縄の前田高地であった戦いの一部を切り取っただけだもん。 それを「沖縄戦関係あります!」って宣伝したら、虚偽宣伝にならないかしら。 「沖縄が舞台です!」ってわざわざ言うのも、言葉通り沖縄が舞台の1つにはなっているけど、そう言われてイメージする作品と実際のハクソー・リッジっていう映画は全然重なるところがないと思うんだよね。 だから、言えなかったんだと思う。 迂闊にそういう風に公開することによって、沖縄の人が不愉快にならないように配慮してくれたんじゃないかなぁ、と思います。 そして、どんだけ配慮したって一定数必ず不快な気持ちになる人はいるんだよな、と再確認しました。

日本兵強すぎてリアリテイないっていう意見に対して思うこと。

ここら辺は、第二次世界大戦に至るまでの教育と、その当時の日本軍や国全体の雰囲気について知るごとに「そんなことないと思う」って人が増えるんじゃないかなと思っています。 確かに日本兵としてキャスティングされた方々は屈強な人が多かったので、いやいやもっとガリガリだったでしょ、っていうツッコミは可能なんですがw あの健康体の日本兵ですら、目をギラギラさせて米兵側(見てる側)に向かってくる時はものすごい怖かったわけです。 それが、ガリガリで栄養状態の悪そうな日本兵だったらもっと怖くないですか。私はそっちの方が怖いです。 戦時中はみんな食べるものがなくて、収容所でもみんなガリガリ痩せ細っている姿が撮られています。 一部、なんかうまくやりすごした家族が他の人たちに比べて丸々太ってた、って話もあるんですけど(うちのばあちゃんたち家族の話なんだけど、それは別んとこで書いてるので割愛)。

ちゃんと書くには時間がなくって難しいんですが、沖縄で戦った人たちのこと、状況を知るいいサイトがあるのでそれを紹介して終わりたいと思います。

沖縄戦史 公刊戦史を写真と地図で探る「戦闘戦史」

秋田県在住の水ノ江拓治さんという方が作成されたサイトです。 秋田県在住でこれだけの…と圧巻の資料になります。

こちらで戦況を把握したら、どれだけ日本軍と米軍の戦いが「やばい」ものだったかわかるかなと思います。

あとは、沖縄戦について手記を出している方々がたくさんいらっしゃるので、図書館とかで手に取る機会があれば読んでいただきたいなと思います。 私はちょっと記憶にないんですが、外間守善さんの手記の別冊か何かで、デズモンド・ドスについての言及も多くあるそうです。 宇多丸さんが言ってました。 私は息子を迎えに行って、映画秘宝を探して帰ります。

おつかれさまでした。

あ、あと、この記事で100記事めらしいです。わーお。